「ミセス・シンデレラ」
金曜昼で3話め。わたしは今「ミセスシンデレラ」の再放送にはまってます。本放送の時に観ているってのに、やっぱりハラハラしながら観てしまう。これって、主婦の夢よね〜〜、憧れよね〜〜。って、「あいるけ」にはまる男性と同じですね。先の日記で「あいるけ」を「男性の夢?憧れ?」なんて茶化してすまなかったです。「ミセスシンデレラ」も、これと言って主人公みづほ(薬師丸ひろ子さん)に惹かれてゆく光(内野聖陽さん)の納得できる理由なんてなかったものねぇ。好きになってしまうのが前提で、それはお約束。それでいいのいいの。だって、相手は王子様なんだものっ。
薬師丸さんの野暮ったさ加減がリアル。江波杏子さんの姑も、なんとも嫌みったらしくて、それでこそみづほのけなげさが生きるというモノ。小姑役の高田万由子さんも、デリカシーの無い傲慢義妹にぴったり。さらに、悪い人じゃないんだけど鈍感な夫が杉本哲太というのも、良いキャスティングです。
マンションで口うるさい姑と同居、夫は優しくも無いが非も無い、小姑はチクチクと嫌味だけど、怒るほどでもない。出口の無い閉塞感漂う日常に、ある日現れた王子様。公園で、逃げてしまった文鳥を捕らえてくれていたのが彼。その彼は実は有名な作曲家だった。彼に連れられ、コンサートに酔い、洋館のディナー、ダンス、オペラ、ゴージャスなホテル暮らしの彼の部屋、非日常を味わう。
彼に惹かれながらも、一歩を踏み出せない、踏み出してはいけない、というみづほの感情が薬師丸ひろ子さんの大きな目から伝わってきて、いじらしくて焦れったくて。
これって8〜9年前の放映のはずで、携帯電話も無かったわけじゃないのに、それは出てこない設定。携帯の無い時代の恋愛って、そうそう、こんな感じ。待ち合わせに遅れても連絡する術が無かったり、電話1本に悩んだり、もどかしかった時代です。これもまた、いいのよねぇ。
脚本はさすがに女性のドロドロした気持ちを描かせたらお上手、「大奥」で絶好調の浅野妙子さんです。他に「薔薇の十字架」(石田ゆり子さん主演)のドロドロ具合も好きだったわ。ドロドロだけど、ちゃんと少女めいたロマンチックな部分を残して綺麗に描いて下さるところが好み。
「不機嫌なジーン」再放送も始まって、来週から午後2〜5時のフジは内野聖陽祭りですよん。
「大奥」も3話目。内山理名ちゃん、いいですねぇ。一見大人しそうだけど、耐えて耐えて一転、肝が据わった時の意志の強い視線が観ていて気持ちいい。3話目のラスト、小池栄子ちゃんのお伝のいじめにきっぱり啖呵
切るところでゾクゾク。「大奥」はこうでなくちゃね。
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